ケーブル防火工事

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斜張橋ケーブル防火工事とは?

高速道路や海峡にかかる巨大な「斜張橋(しゃちょうきょう)」。その構造を支えるケーブルは、一つとして同じものはありません。 私たちの仕事は、ケーブルメーカーからの詳細な指示に基づき、その橋のためだけの「防火カバー(フッ素焼付ステンレス)」を自社で製作し、現場で取り付けることです。 設計図に描かれた「橋を守るための構想」を、実際の「モノ」として完成させ、現場に納める。それが私たちのミッションです。

なぜ、オーダーメイドなのか?

橋の規模、ケーブルの太さ、求められる色、そして気象条件。すべての橋で条件が異なります。既製品をただ付けるのではなく、「その橋専用のパーツ」を一つひとつ工場で作り上げる必要があります。

最大の特徴
ケーブルメーカーの「指示」を完璧に具現化する技術

私たちは、橋梁ケーブルの専門メーカーから直接指示書や図面を受け取り、製作を行います。これは、私たちの加工技術と施工品質が、インフラの最前線で信頼されている証です。

1本1本違う「サイズ」と「色」への対応

メーカーからの指示は非常に細かく、同じ橋でも場所によってカバーの径や長さがミリ単位で異なります。

私たちはその指示を正確に読み解き、自社工場でステンレス板を加工。世界に一つだけのカバーを製造します。

「製作」から「取付」までを一貫対応

作って終わりではありません。自社で作った製品を、自社の職人が現場へ持ち込み、高所作業車などで取り付けます。

「製品の構造」を知り尽くしている私たちが取り付けるからこそ、ガタつきのない完璧な施工が実現します。

使用材料
美しさと強さを兼ね備えた「フッ素焼付ステンレス」

メーカーの厳しい基準をクリアするために選ばれたのは、最高品質の素材です。

フッ素焼付塗装ステンレス鋼板

最強の素材
サビに強い「ステンレス」に、耐久性抜群の「フッ素樹脂」を焼き付け塗装した素材を使用します。

なぜ、この素材なのか?

超・長寿命
紫外線や潮風にさらされても、数十年単位で劣化しません。
デザイン性
メーカー指定の「色(橋の景観色)」を忠実に再現できます。鮮やかな青、シックなグレーなど、塗装によってどんな色でも表現可能です。

斜張橋ケーブル防火工事の意義
(インフラと景観を守る)

災害から「道」を守る(機能の保護)

車両火災の熱からポリエチレン被覆のケーブルを守り、橋の崩落や損傷を防ぎます。

地域の「景色」を守る(美観の維持)

私たちが作るカバーは、橋の「化粧」でもあります。美しい色と光沢を持ったカバーは、地域のランドマークとしての橋の美しさを際立たせます。

技術力と品質管理

図面を読み解く力と板金技術

メーカーの意図を正しく理解し、硬いステンレスを精密に加工する職人技があります。

高所施工のスペシャリスト

製作だけでなく、揺れる高所での取り付け作業まで、一貫してプロの仕事を提供します。

02

仕事の流れ― 「図面」から「巨大な橋」へ

一枚の図面から始まり、最後は地図に残る橋の一部になる。そのプロセスすべてに関われるのが、この仕事の面白さです。

STEP1

指示・仕様の受領

ケーブルメーカーから、「この寸法の、この色のカバーを作ってほしい」という詳細なデータが届きます。

STEP2

自社工場での
オーダーメイド製作

指示に基づき、ステンレス板を切断・加工・塗装。1本1本異なるサイズのカバーを、間違えることなく正確に作り上げます。

STEP3

現場施工(取り付け)

完成したカバーを現場へ運びます。橋の上、海の上といった特殊な環境で、安全かつ確実にケーブルへ装着します。

図面通りの製品がピタリとハマった瞬間は、大きな達成感があります。

03

実績・事例紹介(色のバリエーション)

メーカーの指定により、私たちが製作・施工した多様な橋の姿をご覧ください。一つとして同じものはありません。

【事例1】裾花あやとり橋

指定色
黒色
解説
斜張橋用ケーブルは黒色ポリエチレンにて被覆されており、その色と同色である黒色を使用しています。

【事例2】浜須賀歩道橋

指定色
日塗工No,N-90
解説
ケーブルの被覆が白色系であったため景観を損なわないように塗装しています。